住み替え先の比較検討

住み替えの候補を何カ所か選んだらパンフレットを入手しましょう。
施設の設備やサービス内容、また事業主の経営状況も、見落としてはならないポイントの一つです。
そして必ず事前見学します。事情が許せば、ショートステイや短期で入所してみて決めても良いと思います。

少なくとも2~3カ所は見学して、比較検討することが重要です。
最初の施設を気に入ってしまい、すぐに決めてしまいたくなる話もよく耳にします。その気持ちをぐっと抑えて、何カ所かの施設を見学し、細部まで比較してみることをおすすめします。数ヶ所見学する事で、だいたいの感じだつかめてきますし、見るべきポイントもわかってきます。

見学する場合、初めのうちは施設の新しさや設備などに気を取られてしまいがちですが、スタッフや、どのような方が入居なさっているかにも、目を向ける必要があります。
入居を決めれば、自分も同じように接してもらうことになるのです。
入所者に対するスタッフの対応もよく見ておきましょう。

特別養護老人ホーム(特老)は、比較的重度の方も受け入れているので、ホームによって雰囲気がかなりちがってきます。

自分は元気でも、周りの方が症状の重い方ばかりだと、気分的に重くなりがちです。元気な方と、重度の方が、どの程度入所しているかもチェック項目に入れておくと良いと思います。
心身の状態によって、居室のフロア分けをしている施設もあります。

事業者の説明も、初めのうちこそ分からないことが多々あると思いますが、数件見学していく内に見るべきポイントや尋ねたいことも、自然とまとまってきます。

これからの日々を過ごす場所になるわけですから、なるだけ快適に過ごせる場所を選びたいものです。

高齢者施設豆知識♪
▼「入居一時金償却システム」
★「初期償却の割合」の低いほうが、償却期間内に退去した場合、返還される額が多くなります。
一般的に初期償却の割合は20%~30%、ホームによって違いがあり、入居時点で全額を償却してしまうケースもあるので契約の場合は確認を怠らないよう注意しましょう。

★償却期間はだいたい10年から15年くらい。
要介護付有料老人ホームは更に期間が短いのが一般的に見られる傾向です。
償却期間が過ぎた後、入居一時金の返金はありませんが、月額費用の支払いで、ホームの生活を続けることができます。

★ちなみに「入居一時金」のなかで、「初期償却」以外にも「入会金」「施設協力金」などの名目の費用がある場合、返還の対象にならないものもあるので、契約前に必ず確認しておきましょう。

★クーリングオフ(短期解約特例制度)のしくみが導入されたことにより、2006年7月以降の契約について、有料老人ホームに入居後3ヶ月(90日)以内に退去、あるいは契約を解除する場合、「入居一時金などの前払い金」全額が、返還される。

★2006年4月以降に開設される有料老人ホームでは、返還対象となる金額について、500万円か返還債務残高のどちらか低い方の金額の「保全」が義務づけられました。それ以前の施設については「保全」の義務が無いので、入居の際は必ず確認しましょう。

▼賃貸方式もでてきた利用権
一般的に、有料老人ホームに入所する際は、まとまった入居一時金を支払い、施設を終身利用する権利を得る「終身利用権契約」が中心です。
「終身利用権契約」は、相続や譲渡ができないところがデメリットです。しかし近年、介護付き有料老人ホームでは初期費用の安い
「賃貸方式」が増加してきています。「賃貸方式」では、家賃に相当する一部前払いの一時金と、月々の利用料を組み合わせて支払っていきます。
費用面では大きく違いますので、この点も頭に入れておきましょう。
老人介護施設の情報収集
老人介護施設について、無料、または有料で、各種相談に応じる専門機関や紹介施設もあります。情報提供だけでなく個別の相談に応じたり、入居後のトラブルなどにも対応してくれるところもあります。困ったことや、問題が起こったら、独りで考え込まず、市役所、区役所など最寄りの高齢者福祉課に、気軽に相談してみましょう。

都道府県の高齢者総合相談センター(シルバー110番)

☆サイト内関連ページです。よければ参考になさってください
一時金の返還トラブル注意点
入居一時金の償却システム
一時金の返還・短期解約特例制度
一時金の返還トラブル(退去)
一時金の保全の義務

☆高齢者住宅に関する相談機関です。よければ併せてご覧下さい
(財)高齢者住宅財団
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